武道と足袋

武道と足袋
Japanese martial arts(Budo) and the Tabi

 相撲、剣道、柔道、空手道など、日本の代表的な武道がそうであるように、日本の武道は裸 足で行うというイメージが強いが、実は足袋を履いて行う武道もある。代表的なのが弓道で、 現在弓道を行う際には、白足袋の着用が義務付けられている(一部例外もあり)白足袋の着用 が義務付けられたのは、弓道協会と足袋屋協会が提携したからだというような説もあるが、現 在では一般的に、弓道場が汚れないようにする為といわれている。
 また居合を行う際にも、流派によって足袋を用いることがある。さらに、裸足で行うと いうイメージが強い、剣道用の足袋もある。剣道用の足袋は、片足だけ、つま先だけ、かかと 部分だけといった形の足袋で、どちらかというとサポーターに近いが“足袋”と表現されてい る所が武道らしい。ちなみにほとんどが紺色である。剣道や居合といった激しい運動をする競 技に使用されるものは、皮製のものや、底だけ皮を使用したものも多い。
 相撲取りの方は、和装が正装のためよく足袋を履いているが、これには番付によって厳 しい規則があり、例えば幕下以下は黒足袋以外履いてはいけない、幕内以上は白足袋を履くな どで決められている。ちなみに、力士一人あたり、大体年100足の足袋を使用するらしい。 また、土俵上でもサポーターとして足袋を履いている力士の方がいるが、これは片足しか履い てはいけないと決められている。
 さらに、相撲を仕切る行司さんも、よく見ると装束の下に足袋を履いている人と履いてい ない人がいる。これは行司職にも格付けがあり、幕下の行司さんは足袋を履けないが、それ以上 の行司さんは足袋を使用することができ、また三役格以上になると、土俵上でも草履を履けると 決められている。いずれにしても、厳しい規定である。




 



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