※ このページは、背景の関係で文字体を変えております ※
※ このページは、武装と足袋のおまけです(^_^; ※
あたりまえですが現在では武装した本物の武士を見ることができないため、“武装と足袋
”のコーナーでは時代祭“楠公上洛列”の写真を載せております。時代祭の中でも、この行列は鎧が
鮮やかだという事で人気がある行列だそうです。時代考証をしっかり行っていると言われる時代祭で
すが、では一般的に疎かになりがちな足まわり(殴)はどうなんでしょうか?
一言行列といっても、全部で2000人近く、この楠公上洛列だけでも約140人いるという
のですから、“ペーペーのお付きの下級武士の人の衣装まではなかなか手がまわらない→お
付きの人の衣装はいいかげん→足元は靴下足袋だったり…”というのが一般的な時代行列の衣裳です
が、流石に考証をしっかり行っている!と言われる時代祭、楠公上洛列の付き添いの人々の衣
装は、御貸具足という主人から下級武士へ貸し出される甲冑をイメージしていると思われる物(たぶ
ん)が使用されていました。で、肝心の足元は、足には草鞋を着用しており、足袋が使用されていま
した。当時の下級武士の場合は裸足も多かったという事は置いといて、当時の主流は革足袋でしたが
、流石にこれだけの人数の革足袋をそろえると途方も無い金額になってしまうからか、木綿の足袋が
使用されていました。それでも小紋の入った紐の柄足袋(当時の革足袋は通常柄が染められていまし
た)で革足袋のイメージに近づけており、底が目立たないように黒色になったものが使用されていま
した。
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お付き(下級武士役)の人々
それでも足元に注目すると…
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足袋はこれ 一寸こだわった小紋柄紐足袋です
デザインはそれぞれ異なっています |
では主役級の人々の足まわり(殴×2)はどうなんでしょうか?主役で大将、楠
正成役の方や副将の方を始め上級武士役の方
は、足には貫(つらぬき)を履かれていたため、足袋はどんなものを用いていた
のかは分かりませんでした(少なくとも小紋柄は入っていましたが)この時代はまだ上級武士は貫
を用いていた為、これも正しい選択だと言えます(ちなみに小さい子が貫を見て“熊やぁ〜!と叫ん
でいたんですが(^_^;)結局革足袋が使われていたのかは分かりませんでしたが、少なくとも弓
懸(ゆがけ)と呼ばれる手袋(のようなもの)には、鹿革の物が使用されていました。ちなみに
楠正成役の方は、紫末濃(むらさきすそご)の大鎧を着用され
ており、これは凄く高いらしいです。う〜ん、やはりこだわっていますね!
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大鎧を着用した楠公
足元は貫を履いています
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この行列の先頭です
(全然関係ない) |
※ くどいですが、このページはあくまで“足袋のページ”です。管理人
は甲冑や武将に関して、そして全く詳しくない為、間違った点を発見されましたら遠慮なく
突っ込んでいただければうれしいですが、但しその点に関して、とりあえず苦情だけ入れる
のはやめてください!(^_^;
<画像:時代祭:御池通 他にて>
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