−スパイク足袋− スパイク足袋 その名の通り、底に金属のスパイクが付いている厳つい地下足袋。現在では主に、林業の人や、 山仕事をする人に履かれている地下足袋の一種である。以前は渓流釣りや、沢登りにも多く利用さ れていたが、その多くは渓流釣り用や沢のぼり用の靴にとって変わった。しかし山仕事をする人は 、今でも多く人がこの足袋を履いている。裏から見ると金属のスパイクが付いており、山道や川の 中など滑りやすい場所でも滑りにくい。金属スパイクがついている上に底も厚いため、他の地下足 袋に比べて非常に重い。また、泥や水を入りにくくするために、指先やかかと部分がビニールコー ティングされている。 ちなみに“足袋”であるので、当然中では親指部分が分かれており、外から見ても指の部 分が分かれているように見えるが、実は底の部分はつながっており、他の足袋のように親指だけ を自由に動かすことが出来ない。これは、草の深い山を歩く時に、指股に草が挟まり足をとられる 事がないように設計されたものである。一方で用途によって使い分けるのか、現在では指股のつい ているものや、スパイクがゴムになっているものもあるようだ。
(地下足袋博物館へ) (TABIの博物館へ) (情報提供:地下足袋屋.COM様)
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