−田植え足袋−



田植え足袋

  地下足袋はまた、農作業にも多く使用されている。水が張られていない田や畑での作業には、 貼り付け足袋を始めとした通常の布製の地下足袋も用いられるが、田植え作業の時など、足に水が 浸かるような作業の際には、通常の布製の地下足袋だと水が入ってきてしまうため、この田植え足 袋が使用される。田植え足袋、防水足袋、ゴム足袋などと呼ばれている。
 田植え足袋は、水が入らないよう長靴のように全面がゴムで出来ており、また鞐は使用され ていない。その為に、筒廻りに余裕を持たせた作りになっており、足を入れた後ファスナーを使用 し、ふくらはぎににぴったりと合わせるようになっているタイプのものと、足首から上の部分が薄 く靴下のように伸び縮み自由になっていて、そのまま履くタイプのものがある。そのため、長靴と 比べピッタリとしており、また親指が分かれている為踏ん張りが利き、水田でも動きやすくなって いる。現在でも、田植えの際には必ずと言っていいほど長靴ではなく田植え足袋が使用されるため 、都心部以外では現在でも比較的需要が高く、ホームセンターなどで容易に手に入れることができ る。
 ちなみにファスナータイプは筒部分が長く丈夫な為、作業等でも使用されることがある一方 で、靴下タイプは安価であるが筒が短く用途は田植えに限られ、1年、若しくは数年で使い捨てに することを前提に作られているものと考えられる。



      
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