足袋の裏地−さらし(晒し・晒)
Lining of Tabi -Sarashi (bleached cloth) liner


さらし裏の足袋
さらし裏の色足袋。四角で囲った部分の拡大写真がが右の2枚です さらし裏足袋の裏地部分の拡大 さらしのさわやかな感じがわかりますか?


 “さらし”とは、平織木綿のことで、一般的に晒木綿と言われる。晒木綿は、日に当てたり薬品を 使用することで、白くした木綿のことである。昔から襦袢(じゅばん)や褌などの下着類や、日本手 ぬぐいなどに多く用いられていた。水分や汗をよく吸収し、さらさらした感じが特徴である。
 足袋の裏生地にもさらしが多く用いられている。さらしを裏地に使用した足袋は、さらさら した感じで爽やかな履き心地である。他に裏地にネルを使った足袋もあるが、現在ではさらし裏の 足袋の方が多く市販されている。さらし裏は暖かい時期に履く足袋とも言われるが、一年中履いて いても違和感はなく、またネル裏の足袋はあまり売られていない為、一年中さらし裏の足袋を用いて いる方も多い。
 色は当然のことながら通常は白色ではあるが、近年ではファッション性を重視するためや、 裏地の汚れを目立ちにくくするためか、「さらし」の語源に真っ向から挑戦するような黒色のものや 他の色のものもある。







      
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